病院と診療所の違い 【看護師の知識】

医療法によると、一定規模以上の医療機関を病院といい、小規模のものは診療所として病院との呼称を使えないことになっています。ただし、医療を施す場所との意味合いから、病院・診療所を問わず医院と称することもあります。

病院

病院とは、医師又は歯科医師が医業又は歯科医業を行う場所と定義され、病床数20床以上の入院施設(病棟)を持つものを指します。病院の配置は都道府県の医療計画に基づいて行われ、都道府県知事の許可が必要となります。 管理者(理事長など)は原則として医師・歯科医師でなければなりません。

診療所

医師又は歯科医師が、医業又は歯科医業を行う場所であって、患者を入院させるための施設を有しないもの又は19人以下の患者を入院させるための施設を有するものをいいます。
診療所は、これに病院、病院分院、産院その他病院もしくは助産所に紛らわしい名称をつけることができません。許可・届出上の名称としては、「~医院」「~クリニック」「~診療所」が多く見られます。

診療所は入院施設の有無により有床診療所と無床診療所分けられます。平成18年に厚生労働省が発表した「医療施設動態調査」によれば、その数は有床診療所が13,819施設、無床診療所が84,371施設あります。

日本の病院は、もともと戦後間もない1948年に医療法の定められた当時、軍医が多く残っており、診療所が出世して病院になったところが多くあります。しかし、経営の面からみると無床診療所の固定費が約3割なのに対して、病院は6割と固定費がかなりかかってきます。また、人件費も医療法の定義によると、医師の数も、病院は3人以上必要に対して診療所は1人。薬剤師はも病院は1人必要に対し診療所では医療法の定めがありません。看護師は病院が患者3人に対して1人必要に対し診療所は定めがありません。

診療所は変動ビジネスであり、病院は固定費ビジネスです。つまり診療所の経営をそのまま病院へ持ってきたとしても経営の方法が違うのでうまくはいかないのです。

診療所の変動ビジネスとは、固定費は少なく、客の数に比例した出費が多いので好不況の波に対応しやすいという特徴があります。一方病院の固定費ビジネスは客数に関係なく固定費がかかるので入院施設のある病院のような場合、その施設や設備の利用率を高める努力が必要になるため、診療所より格段に経営が難しくなるといわれています。

幅広い患者を診察し規模を大きくしていった病院が多いために、病院の機能分化が進まなかったといわれています。

現在の医療改革では病院は「入院中心」、診療所は「外来中心」に重点を移すことが第一歩の課題となっており、医療の機能を分化していく流れになりつつあります。



この求人の詳細
ナースキャリアセンターの転職支援は、すべて無料でご利用いただけます。


サイトマップ免責事項プライバシーポリシー会社情報長野県の求人情報長野県の看護師求人情報長野県の薬剤師求人情報長野県の地域情報社員研修
E-CURE イーキュア株式会社
松本オフィス:長野県松本市島立830-11 TEL:0263-40-0234
Copyright © 2004-2018 E-CURE Corporation. All Rights Reserved.N